ネットが遅いときの原因の切り分け。回線・ルーター・Wi-Fiのどこを疑うか

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「ネットが遅い」と感じたとき、すぐに回線を乗り換えたくなりますが、原因が回線ではないことも多いです。乗り換えたのに変わらなかった、という失敗を避けるために、先に原因の切り分けをしておきます。
この記事は、総務省や通信各社の公開されている案内をもとに、確認の順番を整理したものです。実際の環境で測定した結果ではありません。機種や契約によって画面や用語が違うので、ルーターの取扱説明書や、契約中の会社の案内と合わせて読んでください。
この記事でわかること
- 速度が遅いときの4つの原因
- 原因を切り分ける手順(有線・時間帯・機器)
- 乗り換える前にできる改善
- 乗り換えを考えた方がいいサイン
遅くなる4つの原因
| 原因 | 内容 |
|---|---|
| 回線の混雑 | 夜など、利用者が多い時間帯に遅くなる。接続方式の影響も大きい |
| 建物の設備 | マンションの配線方式(VDSL・LAN方式は最大100Mbps程度)が上限を決める |
| ルーター・機器 | 古いルーターは、今の回線の速度に対応していないことがある |
| Wi-Fi(無線)の環境 | 置き場所・壁や床・他の電波・接続している台数で、速度が落ちる |
遅さの原因のかなりの部分が、回線そのものではなく、ルーターやWi-Fiにあることが知られています。
速度を測る前の準備
速度の測定は、条件をそろえて行うと比べやすくなります。
- 測定サイトやアプリを使う(無料のものが複数ある。同じものを使い続ける)
- 一台だけ接続して測る(他の機器の通信を止める)
- 同じ場所で測る(Wi-Fiで測る場合)
- 時間帯を変えて何回か測る(朝・昼・夜など)
- 結果を記録しておく(日時と数値をメモする)
切り分けの手順
- ルーターを再起動する電源を抜いて数十秒待ち、入れ直します。機器の一時的な不調が直ることがあります。
- パソコンをルーターに有線でつないで測るLANケーブルでつないで測ります。有線で速ければ、原因はWi-Fi側にあります。
- Wi-Fiで測って比べる有線との差が大きければ、ルーターの置き場所・規格・周波数帯を見直します。
- 時間帯を変えて測る夜だけ遅いなら、回線や接続方式の混雑が疑われます。
- 機器を見直すルーターの年数、LANケーブルの規格、接続方式(IPv6対応)を確認します。
- 契約中の会社に問い合わせる有線でも遅い場合は、回線の障害や混雑を相談します。
有線で測った結果の読み方
| 有線の結果 | Wi-Fiの結果 | 疑う場所 |
|---|---|---|
| 速い | 遅い | Wi-Fi(ルーターの置き場所・規格・電波の混雑) |
| 遅い | 遅い | 回線・建物の設備・ルーター・契約の接続方式 |
| 夜だけ遅い | 夜だけ遅い | 回線の混雑(接続方式の見直し) |
| 常に遅い | 常に遅い | 建物の配線方式、契約したプランの上限 |
乗り換える前にできる改善
接続方式をIPv6(IPoE)にする
インターネットの接続方式には、従来のPPPoEと、新しいIPv6(IPoE)があります。PPPoEは、網終端装置という設備を通るため、利用者が多い時間帯に混雑しやすいとされています。IPoEはこの混雑を避けやすい仕組みです。
- 契約中の会社がIPv6(IPoE)に対応しているかを確認する
- 対応していれば、ルーターの設定や申し込みが必要な場合がある
- ルーターもIPv6に対応している必要がある
ルーターを見直す
- 使用年数。 数年前の機種は、最新の規格に対応していない
- 置き場所。 部屋の中心、床より高い位置、電子レンジなどから離す
- 周波数帯。 5GHz帯は速いが、壁に弱い。2.4GHz帯は遠くまで届くが、混雑しやすい
- 規格。 Wi-Fi 6など新しい規格のルーターは、複数台の同時接続に強い
LANケーブルを見直す
古いLANケーブルが、速度のボトルネックになることがあります。ケーブルのカテゴリ表示(CAT5e以上が目安)を確認します。
乗り換えを考えた方がいいサイン
乗り換える場合は、光回線の選び方の記事と、乗り換えの費用の記事で、費用と条件を先に洗い出します。
乗り換え先の候補
auひかりのプロバイダに@niftyを選ぶ代理店の窓口です。独自回線なので、今の回線がフレッツ光や光コラボでも、新規の申し込みと工事が前提になります。特典の受け取り時期と条件は申し込みページで確認できます。
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代理店の窓口です。個人の申し込みが対象で、法人は対象外です。オプションへの加入が特典の条件になっているかを、申し込み前に確認してください。
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契約期間の縛りがない光回線です。新規契約のほか、転用・事業者変更の申し込みにも対応しています。今の回線の種類と、解約金・工事費の残りを確認してから、費用を比べてください。
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掲載している内容は記事を書いた時点のものです。料金やキャンペーンは変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで最新の情報をご確認ください。
よくある失敗
よくある質問
速度は、何Mbpsあれば普通に使える?
メールやWebサイトの閲覧なら数Mbps〜数十Mbps、高画質の動画は数十Mbps、同時に複数人で使うなら100Mbps以上あると余裕があります。実際に不便を感じるかが目安です。
ルーターは、どれくらいで買い替える?
年数の決まりはありませんが、数年使っているなら、新しい規格のルーターで改善することがあります。回線会社のレンタルルーターを使っている場合は、交換を相談できることもあります。
有線でつなぐのが面倒なんですが。
一度だけ有線で測れば、原因の切り分けには十分です。普段はWi-Fiのまま使って構いません。
IPv6にしたら、必ず速くなる?
混雑が原因だった場合に、改善することが多いです。ただし、建物の設備や機器が原因のときは、変わらないことがあります。
工事なしの回線(ホームルーター)が遅いときは?
置き場所を変える(窓際など電波の入りやすい場所)と改善することがあります。契約の速度制限の条件も、あわせて確認してください。ホームルーターの選び方の記事も参考にしてください。
まとめ
- 遅い原因は、回線・建物の設備・ルーター・Wi-Fiのどこかにある
- まず有線で測り、時間帯を変えて測る
- IPv6(IPoE)・ルーター・LANケーブルの見直しで、改善することがある
- それでも改善しないとき、乗り換えや別の回線を考える
アイキャッチ写真: Daniil Komov / Unsplash



