不動産・引越更新 2026.10.27読了 約7分

外壁・屋根の塗装はいつ、いくらで?時期の目安と見積もりの見方、火災保険の注意

白い縁取りの窓があるベージュの家

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1リショップナビ株式会社じげんくわしく ↓
2リフォーム比較プロ株式会社サフタくわしく ↓

外壁や屋根の塗装は、水まわりの設備と違って、傷みが自分では見えにくい工事です。そのため、訪問販売の勧誘も多く、時期の判断と見積もりの見方を知っておくことが、損をしないための近道になります。

この記事は、国土交通省、国民生活センター、塗料メーカーや業界団体の公開情報をもとに、時期の目安と見積もりの見方を整理したものです。実際に工事した記録ではありません。塗装の周期は、塗料の種類、立地、日当たり、建物の状態で大きく変わるので、数字は目安として読んでください。

おうちくん
築12年なんですが、外壁の塗り替えって、そろそろですか?
ふどう先生
築年数だけでは決められません。塗料の種類と、今の外壁の状態で変わります。一般には築10〜15年ごろに点検を考える人が多い、と言われます。
おうちくん
訪問してきた業者さんに「今すぐ必要」と言われました。
ふどう先生
それは、その場で決めなくていいです。自分で選んだ会社に点検を頼んで、確かめましょう。
築年数より「今の傷み具合」で判断する

この記事でわかること

  • 塗り替えの時期の目安と、傷みのサイン
  • 見積書で確認する項目
  • 面積×単価の計算の例
  • 火災保険にまつわる勧誘の注意

塗り替えの時期の目安

塗料の種類によって、期待される耐用年数が違います。

塗料の種類(例)耐用年数の目安
アクリル系短め(数年〜)
ウレタン系中程度
シリコン系10年前後と言われることが多い
フッ素系・無機系長め(15年以上とされるものもある)

数字は、メーカーや条件で幅があります。目安は目安として、実際の傷み具合を見て判断します。

傷みのサイン

  • 外壁を触ると手に白い粉がつく(チョーキング)
  • ひび割れ(クラック)、塗膜の剥がれ
  • コーキング(目地の充填材)の割れ・痩せ
  • コケ・カビ・藻が目立つ
  • 屋根の色あせ、錆び、割れやずれ

サインがあっても、すぐに雨漏りになるとは限りません。点検で状態を確認してから、時期を決めます。

工事の流れと、見積書の項目

外壁塗装の一般的な工程は次のとおりです。

▼ 図解:外壁塗装の工程
  1. 足場を組む
    高所作業のため。足場代は工事費の中で占める割合が大きい項目です。
  2. 高圧洗浄
    汚れ・コケ・古い塗膜を洗い流します。
  3. 下地の補修
    ひび割れ・コーキングの打ち替えなど。
  4. 下塗り
    塗料を密着させる土台をつくります。
  5. 中塗り・上塗り
    合計3回塗りが基本です。回数は塗料で違います。
  6. 点検・足場の解体
    完成の確認をして、足場を外します。

見積書の項目で確認したい点は次のとおりです。

項目確認すること
塗装面積面積の数字(㎡)と、その算出の根拠
塗料の種類メーカー名と製品名、グレード。「シリコン塗料」だけでは判断できない
塗る回数下塗り・中塗り・上塗りの3回が入っているか
足場・養生・洗浄項目として入っているか。「一式」でまとめられていないか
下地補修・コーキング補修の範囲と、コーキングの打ち替え/増し打ち
保証保証の年数と、対象の範囲

面積×単価で比べる(計算の例)

次の仮の数字の例で、2社の見積もりを比べます。実際の単価は、地域・塗料・建物で変わります。

項目A社B社
塗装面積120㎡100㎡
塗装の単価(㎡あたり)3,500円3,500円
塗装費420,000円350,000円
足場(180㎡×800円)144,000円「一式」で記載なし
高圧洗浄18,000円記載なし
コーキング108,000円記載なし
諸経費69,000円一式に含む
合計(税抜)759,000円約70万円(一式)

B社は、面積が違い、足場・洗浄・コーキングが記載されていません。合計は近く見えても、B社に内訳を出してもらわないと、比べられません。

おうちくん
面積が違うのに、単価が同じなんですね。
ふどう先生
そこが大事です。面積の根拠が違うと、安く見えて実は同じということがあります。面積の算出方法も、聞いてみましょう。

火災保険についての勧誘に注意

「火災保険を使えば、自己負担なしで屋根や外壁を直せる」と勧誘する業者について、国民生活センターが注意を呼びかけています。

保険の対象は「自然災害による破損」
台風・強風・雹・大雪などの被害は、火災保険の補償対象になることがあります。経年劣化は対象外です。
「申請を代行します」と言われたら注意
手数料を取る例や、事実と異なる申請を勧める例があります。まず自分で保険会社か代理店に確認します。
「必ず保険金が下りる」という断言は危険
審査は保険会社が行います。業者が保証できることではありません。
契約を急がせる
解約すると高額な違約金を求められる例が報告されています。その場で契約しません。

台風などで屋根や外壁が壊れた場合は、まず保険会社か代理店に、自分で連絡します。業者に頼む前に、補償の対象かを確認します。

時期の選び方

  • 春と秋が向いていると言われる。 雨が少なく、気温が安定しているため。その分、依頼が集中しやすい
  • 梅雨・台風シーズン・真冬は、乾燥に時間がかかる。 工期が延びることがある
  • 足場は何度も組みたくない。 屋根と外壁を同時に工事すると、足場代が1回で済む

屋根と外壁の同時工事は、足場代の節約になる反面、一度にかかる費用が大きくなります。傷みの優先度と、資金を考えて決めます。

工事を頼む会社を探す

外壁・屋根は、同じ条件で複数社から見積もりを取るのが基本です。一括見積もりサイトは、会社を探す手間を減らしてくれます。

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掲載している内容は記事を書いた時点のものです。料金やキャンペーンは変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで最新の情報をご確認ください。

契約前の確認はリフォームの契約の記事に、見積もりの項目は見積もりの記事にまとめています。

よくある失敗

失敗1:築年数だけで工事の時期を決める
塗料と傷み具合で変わります。点検してから決めます。
失敗2:塗料の種類を確認しない
「シリコン」だけでは、グレードが分かりません。メーカーと製品名を聞きます。
失敗3:「一式」の見積もりで比べる
足場・洗浄・補修が入っているか分かりません。内訳を出してもらいます。
失敗4:火災保険の勧誘に、その場で応じる
まず自分で保険会社に確認します。

よくある質問

外壁だけ先に塗って、屋根はあとでもいい?

できますが、足場を2回組むことになり、足場代が2回かかります。傷みの状況と資金で判断します。

塗り替えをしないと、どうなる?

塗膜が劣化すると、外壁が水を含みやすくなり、ひび割れや雨漏りにつながることがあります。点検で状態を確認します。

色は、どう選ぶ?

小さな見本で見るより、実際に塗った大きな面は明るく見える傾向があります。カラーシミュレーションや、実際に塗った事例を見て決めます。

保証は何年が普通?

会社と塗料で違います。年数だけでなく、何が保証の対象か(塗膜の剥がれのみか、など)を書面で確認します。

補助金は使える?

自治体によっては、遮熱塗装や省エネ改修などに補助があります。お住まいの自治体の窓口で、工事の前に確認します。補助金の記事も参考にしてください。

まとめ

  • 塗り替えの時期は、築年数ではなく、塗料の種類と今の傷み具合で判断する
  • 見積書は、面積・塗料・回数・足場・補修・保証をそろえて比べる
  • 「火災保険で無料」という勧誘は、まず自分で保険会社に確認する
  • 屋根と外壁を同時に行うと、足場代が1回で済む
おうちくん
面積と内訳をそろえて、保険はまず自分で確認ですね。
ふどう先生
はい。点検してから決める→内訳をそろえて比べる→契約を急がない。この順番で進めましょう。

アイキャッチ写真: Brooke Balentine / Unsplash

この記事の先生
ふどう先生

家の売却・リフォーム・引越しの手順にくわしい、ヘルメット姿のカピバラ。

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