外壁・屋根の塗装はいつ、いくらで?時期の目安と見積もりの見方、火災保険の注意

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外壁や屋根の塗装は、水まわりの設備と違って、傷みが自分では見えにくい工事です。そのため、訪問販売の勧誘も多く、時期の判断と見積もりの見方を知っておくことが、損をしないための近道になります。
この記事は、国土交通省、国民生活センター、塗料メーカーや業界団体の公開情報をもとに、時期の目安と見積もりの見方を整理したものです。実際に工事した記録ではありません。塗装の周期は、塗料の種類、立地、日当たり、建物の状態で大きく変わるので、数字は目安として読んでください。
この記事でわかること
- 塗り替えの時期の目安と、傷みのサイン
- 見積書で確認する項目
- 面積×単価の計算の例
- 火災保険にまつわる勧誘の注意
塗り替えの時期の目安
塗料の種類によって、期待される耐用年数が違います。
| 塗料の種類(例) | 耐用年数の目安 |
|---|---|
| アクリル系 | 短め(数年〜) |
| ウレタン系 | 中程度 |
| シリコン系 | 10年前後と言われることが多い |
| フッ素系・無機系 | 長め(15年以上とされるものもある) |
数字は、メーカーや条件で幅があります。目安は目安として、実際の傷み具合を見て判断します。
傷みのサイン
- 外壁を触ると手に白い粉がつく(チョーキング)
- ひび割れ(クラック)、塗膜の剥がれ
- コーキング(目地の充填材)の割れ・痩せ
- コケ・カビ・藻が目立つ
- 屋根の色あせ、錆び、割れやずれ
サインがあっても、すぐに雨漏りになるとは限りません。点検で状態を確認してから、時期を決めます。
工事の流れと、見積書の項目
外壁塗装の一般的な工程は次のとおりです。
- 足場を組む高所作業のため。足場代は工事費の中で占める割合が大きい項目です。
- 高圧洗浄汚れ・コケ・古い塗膜を洗い流します。
- 下地の補修ひび割れ・コーキングの打ち替えなど。
- 下塗り塗料を密着させる土台をつくります。
- 中塗り・上塗り合計3回塗りが基本です。回数は塗料で違います。
- 点検・足場の解体完成の確認をして、足場を外します。
見積書の項目で確認したい点は次のとおりです。
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| 塗装面積 | 面積の数字(㎡)と、その算出の根拠 |
| 塗料の種類 | メーカー名と製品名、グレード。「シリコン塗料」だけでは判断できない |
| 塗る回数 | 下塗り・中塗り・上塗りの3回が入っているか |
| 足場・養生・洗浄 | 項目として入っているか。「一式」でまとめられていないか |
| 下地補修・コーキング | 補修の範囲と、コーキングの打ち替え/増し打ち |
| 保証 | 保証の年数と、対象の範囲 |
面積×単価で比べる(計算の例)
次の仮の数字の例で、2社の見積もりを比べます。実際の単価は、地域・塗料・建物で変わります。
| 項目 | A社 | B社 |
|---|---|---|
| 塗装面積 | 120㎡ | 100㎡ |
| 塗装の単価(㎡あたり) | 3,500円 | 3,500円 |
| 塗装費 | 420,000円 | 350,000円 |
| 足場(180㎡×800円) | 144,000円 | 「一式」で記載なし |
| 高圧洗浄 | 18,000円 | 記載なし |
| コーキング | 108,000円 | 記載なし |
| 諸経費 | 69,000円 | 一式に含む |
| 合計(税抜) | 759,000円 | 約70万円(一式) |
B社は、面積が違い、足場・洗浄・コーキングが記載されていません。合計は近く見えても、B社に内訳を出してもらわないと、比べられません。
火災保険についての勧誘に注意
「火災保険を使えば、自己負担なしで屋根や外壁を直せる」と勧誘する業者について、国民生活センターが注意を呼びかけています。
台風などで屋根や外壁が壊れた場合は、まず保険会社か代理店に、自分で連絡します。業者に頼む前に、補償の対象かを確認します。
時期の選び方
- 春と秋が向いていると言われる。 雨が少なく、気温が安定しているため。その分、依頼が集中しやすい
- 梅雨・台風シーズン・真冬は、乾燥に時間がかかる。 工期が延びることがある
- 足場は何度も組みたくない。 屋根と外壁を同時に工事すると、足場代が1回で済む
屋根と外壁の同時工事は、足場代の節約になる反面、一度にかかる費用が大きくなります。傷みの優先度と、資金を考えて決めます。
工事を頼む会社を探す
外壁・屋根は、同じ条件で複数社から見積もりを取るのが基本です。一括見積もりサイトは、会社を探す手間を減らしてくれます。
リフォームの無料一括見積もりサービスです。お風呂・キッチン・トイレなどの水まわりから外壁まで、幅広い工事に対応しています。
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掲載している内容は記事を書いた時点のものです。料金やキャンペーンは変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで最新の情報をご確認ください。
契約前の確認はリフォームの契約の記事に、見積もりの項目は見積もりの記事にまとめています。
よくある失敗
よくある質問
外壁だけ先に塗って、屋根はあとでもいい?
できますが、足場を2回組むことになり、足場代が2回かかります。傷みの状況と資金で判断します。
塗り替えをしないと、どうなる?
塗膜が劣化すると、外壁が水を含みやすくなり、ひび割れや雨漏りにつながることがあります。点検で状態を確認します。
色は、どう選ぶ?
小さな見本で見るより、実際に塗った大きな面は明るく見える傾向があります。カラーシミュレーションや、実際に塗った事例を見て決めます。
保証は何年が普通?
会社と塗料で違います。年数だけでなく、何が保証の対象か(塗膜の剥がれのみか、など)を書面で確認します。
補助金は使える?
自治体によっては、遮熱塗装や省エネ改修などに補助があります。お住まいの自治体の窓口で、工事の前に確認します。補助金の記事も参考にしてください。
まとめ
- 塗り替えの時期は、築年数ではなく、塗料の種類と今の傷み具合で判断する
- 見積書は、面積・塗料・回数・足場・補修・保証をそろえて比べる
- 「火災保険で無料」という勧誘は、まず自分で保険会社に確認する
- 屋根と外壁を同時に行うと、足場代が1回で済む
アイキャッチ写真: Brooke Balentine / Unsplash



