マンションの光回線は方式で速度が変わる。光配線・VDSL・LANの違いと確認のしかた

PRこの記事には広告(A8.net)を含みます。掲載条件は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトでご確認ください。
マンションで「光回線を契約したのに、思ったほど速くない」ということが起きる大きな理由の一つが、建物の中の配線方式です。同じ「最大1Gbps」のプランでも、建物の方式によって、部屋で出せる最大速度が変わります。
この記事は、総務省や通信各社の公開されている案内をもとに、方式の違いと確認のしかたを整理したものです。実際に建物で測定した記録ではありません。建物ごとの設備は、管理会社や各社の窓口でしか確定できないので、確認の手順として読んでください。
この記事でわかること
- マンションの3つの配線方式と最大速度の違い
- 自分の部屋の方式の見分け方
- 建物に設備がない場合の申し込みの流れ
- 賃貸で許可を取るときの手順
マンションの3つの配線方式
光ファイバーが建物まで来ていても、そこから各部屋までの最後の配線が違います。
| 方式 | 最後の配線 | 最大速度(規格上) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 光配線方式 | 光ファイバー | 1Gbps以上(10Gbps対応もある) | 速度が出やすい。部屋まで光ファイバーが来ている |
| VDSL方式 | 既存の電話線 | 最大100Mbps | 建物の共用部まで光、そこから電話線で各部屋へ |
| LAN方式 | 建物内のLANケーブル | 最大100Mbps | 共用部まで光、そこからLANケーブルで各部屋へ |
最大速度は、規格上の理論値です。実際の速度はさらに下がります。
プランの名前が「1ギガ」でも、建物がVDSL方式やLAN方式だと、最大は100Mbps程度になります。広告の速度ではなく、自分の部屋の方式を確認します。
自分の部屋の方式の見分け方
建物によっては、見ただけで分かることがあります。
| 部屋で見るところ | 光配線方式 | VDSL方式 | LAN方式 |
|---|---|---|---|
| 壁の差込口 | 光コンセント(小さな四角いフタつきの口)がある | 電話端子(モジュラージャック)しかない | LANケーブルの差込口(四角いRJ45)がある |
| 使う機器 | 光回線終端装置(ONU) | VDSLモデム | ルーターやパソコンにそのまま接続 |
見た目だけでは判断しにくい建物もあります。確実な確認の方法は次のとおりです。
- 部屋の壁の差込口を見る光コンセント、電話端子、LANの差込口のどれがあるかを見ます。
- 以前の入居者・不動産会社に聞く前の入居時に、ネットを使えていたか、どの回線だったかを聞きます。
- 管理会社に問い合わせる建物に導入済みの回線の会社と方式、新しく入れる際の手続きを聞きます。
- 各社の公式サイトで住所を入力する建物の名前で検索できる窓口もあります。結果に、方式が出ることがあります。
- 申し込み時の案内を読む申し込み画面で方式や、最大速度の表示を確認します。
建物に設備が入っていないときの流れ
建物に光回線の設備が入っていない場合、新しく引き込む工事が必要です。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. 管理会社・大家さんに相談 | 賃貸は、工事の許可が必須。分譲は管理組合の承認が必要なこともある |
| 2. 申し込み | 許可を取ってから申し込む。許可の取得前に申し込むと、工事ができない |
| 3. 工事日の調整 | 立ち会いが必要。共用部の工事で、日程が合わせにくいことがある |
| 4. 工事と開通 | 部屋の中の配線も行う。穴あけが必要な場合は、事前に許可を取る |
工事の許可が取れないとき、または待てないときは、工事なしの選択肢があります(工事なしで使える回線の記事にまとめています)。
賃貸で許可を取るときの手順
- 何をするかを具体的に伝える。 「共用部に光ファイバーを引く工事」「壁の穴あけの有無」「原状回復の扱い」を聞かれる
- 書面かメールで残す。 口頭だけだと、あとでトラブルになりやすい
- 工事の日程と立ち会いを調整する。 管理会社の手配が必要な建物もある
- 退去時の扱いを聞く。 設備を残すのか、撤去するのかを、あらかじめ確認する
許可を取る前に申し込んでしまうと、工事の日が決まったあとで断られ、キャンセルの手間が出ることがあります。
速度の目安を、実際の使い方で考える
| 使い方 | 必要な速度の目安 |
|---|---|
| メール・Webサイト | 数Mbps〜数十Mbpsで足りる |
| 動画の視聴(高画質) | 数十Mbps |
| オンライン会議 | 数Mbps〜数十Mbps(上りの速度も大切) |
| 大きなファイルの送受信・同時に複数人で利用 | 100Mbps以上あると余裕がある |
最大100Mbpsの方式でも、一人暮らしの普通の使い方なら足りることは多いです。ただし、同じ建物の人が一斉に使う夜の時間帯に、遅くなる場合があります。
マンションで申し込むときの注意
申し込める窓口の候補
契約期間の縛りがない光回線です。新規契約のほか、転用・事業者変更の申し込みにも対応しています。今の回線の種類と、解約金・工事費の残りを確認してから、費用を比べてください。
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工事不要のホームルーターを借りる形のサービスです。端末を買わないので、短い期間だけ使いたい、つなぎ利用に向いています。
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プロバイダのBIGLOBEが提供するWiMAXです。端末の扱いと契約期間の条件を、申し込み前に確認してください。
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掲載している内容は記事を書いた時点のものです。料金やキャンペーンは変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで最新の情報をご確認ください。
工事ができない建物は、ホームルーターやWiMAXなど、工事なしの選択肢で比べます。契約の縛りや、速度制限の条件は、ホームルーターの選び方の記事にまとめています。
よくある失敗
よくある質問
マンションは、光配線方式がいちばんいい?
速度の面では余裕があります。ただ、建物が採用している方式は選べません。自分の部屋の方式の中で、どの回線会社が申し込めるかを比べます。
VDSL方式から、光配線方式に変えられる?
建物の設備を入れ替える工事が必要です。管理会社や大家さんの判断になるので、個人では決められません。相談はできます。
賃貸で、大家さんが工事を許可してくれないときは?
工事不要のホームルーターやWiMAXなどが選択肢です。速度制限の条件や契約の縛りを確認して選びます。
壁に穴をあけずに工事できる?
既存の配管を通せる場合は、穴あけなしで工事できます。現地調査で決まるので、申し込み時に「穴あけに抵抗がある」と伝えておきます。
引越し先のマンションの方式は、事前に分かる?
管理会社や不動産会社に聞くと分かることが多いです。引越し前の手順は、引越し時のネット回線の記事にまとめました。
まとめ
- マンションは、建物の配線方式で最大速度が変わる(光配線・VDSL・LAN)
- 方式は、壁の差込口と管理会社への確認で分かる
- 設備がない建物は、管理会社・大家さんの許可を取ってから申し込む
- 許可が取れない・待てないときは、工事なしの回線を比べる
アイキャッチ写真: Dmytro Yarish / Unsplash



