リフォームの予算の立て方。費用が決まる要素と、予備費・ローンの考え方

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リフォームは、定価のない買い物です。「お風呂の交換はいくら」と一言で言えず、同じ工事でも条件で金額が大きく変わります。予算を決める前に、費用が何で決まるかを知っておくと、見積もりを見る目が変わります。
この記事は、国土交通省や住宅リフォーム・紛争処理支援センターなどの公開情報にもとづいて、予算の立て方を整理したものです。実際にリフォームした記録ではありません。具体的な金額は、現地調査のうえで出た見積書が基準です。記事内の金額はすべて「仮の数字」の例です。
この記事でわかること
- リフォームの費用が決まる4つの要素
- 予算を決める順番と、優先順位のつけ方
- 予備費の考え方
- リフォームローンの返済総額の計算例
費用が決まる4つの要素
| 要素 | 内容 | 金額への影響 |
|---|---|---|
| 数量・面積 | 工事する場所の広さ、設備の数 | 大きい |
| 設備・材料のグレード | ユニットバスや便器のメーカー・型番、床材の種類 | 大きい |
| 解体と下地の状態 | 古い設備の撤去、壁・床の傷み、補修の必要 | 見積もりのあとで増えることがある |
| 工事の組み合わせ | 水まわりをまとめる、足場を共有するなど | まとめると共通の費用が減る場合がある |
いちばん読みにくいのは「解体と下地の状態」です。壁や床をはがして初めて、傷みが見つかることがあります。見積もりの段階で、追加費用の条件を確認しておきます。
見積書の「諸経費」を見る
見積書には、材料費・工事費のほかに、諸経費(現場管理費、運搬費、駐車場代など)が入ります。会社によって、工事費に含める、別項目にする、と書き方が違います。
- 諸経費の割合は、会社で違う。 合計金額だけでなく、内訳をそろえて比べる
- 諸経費が極端に少ない見積もりは、あとで別の項目として請求される場合がある
- 「一式」の書き方は、内訳の確認が必要(見積書の見方の記事を参照)
予算を決める順番
- したい工事を書き出す不満な場所、傷んでいる場所、将来困りそうな場所を全部書きます。
- 優先順位をつける「必須」「したい」「できれば」の3つに分けます。
- 使える制度を確認する補助金・減税・介護保険を調べます(補助金の記事)。
- 2〜3社に見積もりを頼む内訳をそろえてもらい、相場をつかみます。
- 予備費を含めて上限を決める見積もりの合計に、予備費を足した額を上限にします。
優先順位のつけ方
| 優先度 | 例 | 考え方 |
|---|---|---|
| 必須 | 雨漏り、給湯器の故障、腐食した床 | 放置すると、被害が広がる。最優先 |
| したい | 古いお風呂の交換、断熱 | 暮らしの快適さが変わる。予算内で |
| できれば | 壁紙の張り替え、収納の追加 | 余裕があれば。あとで別に行うこともできる |
予備費の考え方
リフォームでは、工事中に追加の工事が必要になることがあります。そのため、見積もりの金額に加えて、予備費を用意しておくのが一般的です。
- 予備費の割合は、工事の種類や家の状態で変わる。工事費の1〜2割を見ておくと言われることが多い
- 築年数が古い家や、水まわりの交換、解体の範囲が広い工事は、多めに見ておく
- 予備費を使わなかった場合は、そのまま手元に残る
工事の組み合わせで費用が変わる(計算の例)
次の仮の数字の例で、水まわり2か所を別々に行った場合と、まとめて行った場合を比べます。
| 項目 | 別々に工事 | まとめて工事 |
|---|---|---|
| お風呂の工事費 | 100万円 | 100万円 |
| トイレの工事費 | 20万円 | 20万円 |
| 諸経費・養生・運搬(回数分) | 12万円 | 8万円 |
| 仮設トイレなどの二重の手配 | 3万円 | 0円 |
| 合計 | 135万円 | 128万円 |
この例では、まとめることで7万円の差になりました。ただし、まとめると一度に必要な資金が増えるので、資金の準備とあわせて決めます。
リフォームローンの返済の考え方
自己資金で足りないときは、リフォームローンなどを使う方法があります。借りる前に、返済総額を計算しておきます。
次の仮の条件の例(元利均等返済)で、200万円を借りた場合を計算します。実際の金利は、金融機関と審査で変わります。
| 条件 | 毎月の返済 | 返済総額 | 利息の合計 |
|---|---|---|---|
| 金利2.5%、10年 | 約18,900円 | 約226万円 | 約26万円 |
| 金利2.5%、5年 | 約35,500円 | 約213万円 | 約13万円 |
| 金利4.0%、10年 | 約20,200円 | 約243万円 | 約43万円 |
期間を長くすると、毎月の返済は楽になりますが、利息の合計は増えます。金利が違うだけで、総額が数十万円変わる例もあります。
- 返済額は、毎月の収入で無理のない範囲に。 補助金の還元は、工事の後になることが多い
- 住宅ローンが残っている場合は、金融機関に相談する。追加の借り入れや、借り換えの選択肢がある
- 金利・手数料・担保の有無は、金融機関で違う。複数で比べる
見積もりの取り方
予算の目安をつかむには、2〜3社に同じ条件で見積もりを頼むのが確実です。一括見積もりサイトを使うと、会社を探す手間が減ります。
リフォームの無料一括見積もりサービスです。お風呂・キッチン・トイレなどの水まわりから外壁まで、幅広い工事に対応しています。
公式サイトへのリンクは準備中ですリフォームの見積もり比較サイトです。ほかのサイトと紹介される会社が違うことがあるので、比べる会社を増やしたいときの候補になります。
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掲載している内容は記事を書いた時点のものです。料金やキャンペーンは変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで最新の情報をご確認ください。
よくある失敗
よくある質問
リフォームの相場は、どこで調べる?
住宅リフォーム・紛争処理支援センターなどの公的な情報や、複数社の見積もりが目安になります。相場はあくまで参考で、自分の家の見積もりが基準です。
見積もりは、無料?
多くの会社で、現地調査と見積もりは無料です。有料の場合もあるので、頼む前に確認します。
工事の途中で、追加の費用を言われたら?
その場で承諾せず、追加の内容と金額を書面で受け取ってから判断します。契約書に、追加工事の取り決めがあるか確認しておきます。
リフォームローンと、住宅ローンの借り換え、どちらがいい?
条件によって変わります。借入額、金利、期間、住宅ローンの残りの状況を比べて、金融機関に相談します。
現金で払うのと、ローンを使うのと、どちらが得?
現金なら利息はかかりませんが、手元の資金が減ります。急な出費に備える資金を残してから、足りない分を借りる考え方もあります。
まとめ
- 費用は、数量・グレード・解体と下地・工事の組み合わせで決まる
- 予算は、優先順位をつけ、予備費(工事費の1〜2割が目安)を含めて決める
- 水まわりなどは、まとめて工事すると共通の費用が減る場合がある
- ローンは、返済総額と金利を比べる
アイキャッチ写真: Aaron Lefler / Unsplash



