不動産・引越更新 2026.10.27読了 約8分

リフォームの補助金・減税・介護保険の使い方。2026年の申請の順番と期限

断熱改修の工事が進む壁

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リフォームの費用は、使える制度を知っているかどうかで、実際の負担が変わることがあります。ただ、補助金や減税は工事の前に動かないと使えないものが多く、「工事が終わってから知った」という失敗が起きやすい分野です。

この記事は、国土交通省などの公式サイトの案内(2026年10月27日時点)をもとに、制度の仕組みと確認の順番を整理したものです。実際に申請した記録ではありません。補助金は予算がなくなると、期限前でも受付が終わります。 金額・期限・対象は、必ず公式サイトか工事を頼む会社で確認してください。

おうちくん
お風呂と窓のリフォームを考えているんですが、補助金って使えますか?
ふどう先生
使える可能性はあります。ただし、一番大事なのは工事の前に確認することです。契約や着工のあとでは、対象外になる制度があります。
おうちくん
何から調べればいいですか?
ふどう先生
制度の種類と、申請の主体が誰かから整理しましょう。
補助金は「工事の前」に確認する

この記事でわかること

  • リフォームで使える4つの制度の違い
  • 国の補助金(みらいエコ住宅2026事業)の仕組みと期限
  • 併用できる/できないの考え方
  • 工事前に動く確認の順番

リフォームで使える4つの制度

制度主な内容申請する人工事前の手続き
国の補助金省エネ・子育て対応・バリアフリー等の工事に補助登録された事業者が代行することが多い契約・着工の条件あり
自治体の補助耐震・省エネ・バリアフリー・空き家などに補助自分、または事業者(自治体で違う)工事前の申請が多い
介護保険の住宅改修手すり・段差解消などの費用の一部を支給自分(ケアマネジャーと相談)工事前の申請が必要
減税所得税の控除、固定資産税の減額など自分(確定申告・申告書の提出)工事のあと、期限内に手続き

補助金と減税は別の制度なので、条件が合えば両方を使える場合もあります。ただし、同じ工事に国の補助金を二重に受けることはできません。

国の補助金:みらいエコ住宅2026事業

2026年のリフォーム向けの国の補助金の一つが、みらいエコ住宅2026事業です。公式サイトで確認できた仕組みは次のとおりです。

項目内容
対象工事開口部(窓・ドア)の断熱、壁・床・天井の断熱、高効率給湯器・エアコン、節水型トイレ・高断熱浴槽など、9つのメニュー
申請の主体「みらいエコ住宅事業者」に登録された会社が、工事を発注する人に代わって申請する
工事の着手期間2025年11月28日〜遅くとも2026年12月31日(予算上限まで)
申請の予約遅くとも2026年11月16日まで(予算上限まで)
交付申請遅くとも2026年12月31日まで(予算上限まで)
補助上限(1戸あたり)住宅の新築時期と工事の内容で決まる。公式の表では、平成3年以前の住宅で最大100万円(義務基準相当の工事)など

注意したい点を、公式の案内から整理します。

  • 契約は、対象の事業者と結ぶ必要がある。 登録のない会社と契約した工事は対象外です
  • 契約より前に工事を始めた場合は対象外。 見積もりの段階で「補助金を使いたい」と伝えます
  • 施主支給(自分で買った設備を取り付けてもらう)、中古品を使う工事は対象外
  • 補助を受けるには、まず特定の工事の組み合わせ(要件化工事)が必要。 単に水まわりだけ替える工事は、対象にならないことがあります
  • 申請は工事の完了後に出せる。 ただし、予約の期限があるので、早めに会社に相談する
おうちくん
期限が2026年末なら、まだ余裕がありますね。
ふどう先生
実は、予算に達すると期限前でも受付が終わります。公式サイトで予算の消化状況が公表されるので、早めに会社に相談しましょう。

併用のルール(公式の案内から)

組み合わせ併用
同じ工事に、国の補助金を二重に受けるできない
国の別の事業(給湯省エネ2026事業など)対象設備によっては、別の工事なら併用できる
先進的窓リノベ2026事業窓は、どちらか一方に申請(同じ開口部の二重申請は不可)
自治体の補助金国費が使われていないものは、併用できる

どの組み合わせが使えるかは、工事の内容で変わります。どの制度を使うかは、工事を頼む会社と相談して決めるのが現実的です。

介護保険の住宅改修

要介護・要支援の認定を受けた人が、住んでいる家で手すりの取り付け、段差の解消、滑りにくい床材への変更などを行うとき、費用の一部が支給される制度です。

  • 支給の対象は、上限20万円までの工事。 自己負担は1〜3割です
  • 工事の前に、市区町村への申請が必要。 先に工事をすると、対象外になります
  • ケアマネジャー(担当の介護支援専門員)に先に相談する。 申請書類や、理由書の作成を手伝ってもらえます

自治体の補助金

市区町村や都道府県が、耐震改修、省エネ改修、バリアフリー、空き家の活用などに補助を出していることがあります。

  • お住まいの自治体のサイトや窓口で、「住宅リフォーム 補助」と検索する
  • 受付期間・予算・対象工事は、自治体ごとに違う。 年度の初めに受付が始まり、早く終わることもある
  • 登録された地元の事業者に限る制度もある

減税の制度

条件を満たしたリフォームには、所得税の控除や固定資産税の減額などの特例があります。

工事の種類主な特例(例)
耐震改修所得税の控除、固定資産税の減額
バリアフリー改修所得税の控除、固定資産税の減額
省エネ改修所得税の控除、固定資産税の減額
同居対応・長期優良住宅化など工事の内容ごとに特例あり

減税は、工事の証明書類(増改築等工事証明書など)が必要になることがあります。金額や条件は年度ごとに変わるので、国土交通省・国税庁の案内か、税務署で確認してください。

▼ 図解:制度を使うための確認の順番
  1. やりたい工事を決める
    窓・給湯器・お風呂・手すりなど、優先順位を書き出します。
  2. 使える制度を調べる
    国・自治体・介護保険・減税の4つを、工事の種類ごとに確認します。
  3. 補助金を使えると伝えて見積もりを頼む
    対象の事業者かどうかを、最初に聞きます。
  4. 契約・着工の前に条件を確認する
    契約より前に着工すると、対象外になる制度があります。
  5. 工事完了後に書類を保管する
    申請・確定申告に使う書類(契約書、領収書、写真)を残します。

補助金で気をつけること

「補助金で実質無料」という勧誘
補助の対象や上限は決まっています。実質無料になるとは限りません。条件を書面で確認します。
契約を急がせる業者
「今月中に契約すれば補助金が出る」と急がせる例があります。期限は公式サイトで確認します。
登録のない会社に頼む
国の補助は、登録された事業者でなければ使えません。契約前に登録の有無を聞きます。
工事が終わってから調べる
工事の前の申請や、契約前の着工が条件のものがあります。

リフォーム会社を探す

補助金の対象かどうかは、会社に聞くのが早いです。一括見積もりサイトの申し込み画面で、「補助金を使いたい」と伝えられる場合もあります。

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見積もりの比べ方はリフォームの見積もりの記事にまとめています。

よくある質問

補助金は、申請すれば必ずもらえる?

いいえ。審査があり、予算がなくなると受付が終わります。条件を満たしていても、もらえない場合があるので、早めに動きます。

賃貸の部屋でも、補助金は使える?

国の事業では、賃借人も対象の一つになっています。ただし、大家さんの許可が必要になることが多く、工事の内容にも条件があります。公式サイトで確認してください。

補助金は、工事代金から差し引かれる?

国の事業では、補助金は事業者が受け取り、発注者に還元する仕組みです。還元の方法(工事代金から差し引く/あとで返金)は会社で違うので、契約前に確認します。

築年数が新しい家でも対象になる?

対象住宅の条件は、事業ごとに決まっています。公式サイトの要件で、自宅の新築時期が対象かを確認してください。

補助金と減税は、両方使える?

制度が別なので、条件を満たせば両方を使えることがあります。ただし、同じ工事で補助を受けた分は、減税の計算で差し引く扱いになる場合があります。税務署か税理士に確認してください。

まとめ

  • リフォームの制度は、国の補助金・自治体の補助・介護保険・減税の4つ
  • 補助金は、工事の前に確認する。契約・着工が先になると対象外のことがある
  • 国の補助金は、登録された事業者を通して申請する。予算がなくなると受付が終わる
  • 併用は、同じ工事の二重受け取りは不可。会社と相談して組み合わせる
おうちくん
見積もりを頼むときに「補助金を使いたい」と最初に言えばいいんですね。
ふどう先生
はい。制度を確認→対象の事業者を選ぶ→契約・着工はそのあと。この順番を守れば、取りこぼしを減らせます。

アイキャッチ写真: Olek Buzunov / Unsplash

この記事の先生
ふどう先生

家の売却・リフォーム・引越しの手順にくわしい、ヘルメット姿のカピバラ。

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