遺品整理の業者の選び方。料金の決まり方・許可・見積もりで確認すること

PRこの記事には広告(A8.net)を含みます。掲載条件は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトでご確認ください。
亡くなった親の家の片付けは、量も気持ちの面でも、一人で抱えるのが難しい作業です。遠方に住んでいる、時間がとれない、荷物が多い、といった事情から、遺品整理の業者を考える人も多いです。
この記事は、環境省や自治体、消費者庁などの公開されている案内をもとに、業者を選ぶときの見方を整理したものです。実際に依頼した記録ではありません。費用は、家の広さや荷物の量で大きく変わるので、必ず現地で見てもらった見積もりで比べてください。記事内の金額は「仮の数字」の例です。
- 作業員の人件費:12万円
- 搬出・運搬:8万円
- 処分費:10万円
- 清掃:3万円
- 諸経費:2万円
この記事でわかること
- 業者に頼む前にやること
- 料金が何で決まるか
- 見積もりで確認する項目
- 回収の許可と、トラブルを避ける考え方
頼む前に、先にやること
業者に任せる前に、次のことを済ませておきます。
- 相続放棄をするかを決める。 親の財産より借金が多いなどで相続放棄を考えているなら、家の中の物を処分したり売ったりする前に、手続きを済ませてください。財産を処分すると、放棄できなくなるおそれがあります。期限は、原則として、自分が相続人になったことを知った時から3か月以内です(家庭裁判所に申し立てて延ばせることがあります)
- 貴重品と重要書類を探す。 権利証(登記識別情報)、通帳、印鑑、遺言書、保険や年金の書類、写真や手紙など。業者が誤って処分すると、取り戻せません
- 形見を分ける。 きょうだいで、残すものを決めます。相続放棄を考えている場合は、価値のある物の形見分けも「処分」とみなされるおそれがあるので、分ける前に司法書士・弁護士に確認します
詳しい進め方は、荷物の多い家を売る記事や、相続した実家の手続きの記事にまとめています。
料金は何で決まるか
業者ごとに計算の方法は違いますが、次の要素で決まることが多いです。
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 間取り・荷物の量 | 部屋数と、荷物の多さ。作業員の人数や日数に影響する |
| 搬出の条件 | 階数、エレベーターの有無、トラックを停められるか |
| 処分する物の種類 | 家電、家具、危険物など。処分費が変わる |
| 追加の作業 | 清掃、供養、買い取り、不用品の仕分け |
現地を見ないで出す金額は、あとで変わることが多いです。現地で見てもらった見積もりで比べてください。
見積もりで確認すること
- 内訳が分かれているか(人件費・搬出・処分・清掃)。「一式」だけでは比べられません
- 追加料金が発生する条件(作業中に荷物が増えた場合、階段作業など)
- 買い取れる物があれば、その分を差し引いてくれるか
- 貴重品が見つかったときの扱い(見つけたら、報告してもらえるか)
- 作業の日数と、立ち会いが必要か
- キャンセル料がかかる時期
回収の許可を確認する
家庭から出るごみを回収して運ぶには、原則として市区町村の一般廃棄物収集運搬業の許可が必要です。「無料で回収します」と巡回している業者や、許可の有無をはっきり答えない業者には注意してください。許可を持つ業者と連携している場合もあるので、どの作業を誰が行うかを確認します。
買い取りをする業者は、古物商の許可(都道府県公安委員会)も必要です。産業廃棄物の許可だけでは、家庭のごみは回収できません。
「遺品整理士」は民間の資格で、回収の許可の代わりにはなりません。資格の有無とは別に、許可を確認します。
依頼するときの流れ
- 相続放棄の判断と、貴重品探しを済ませる処分の前に。迷う場合は司法書士・弁護士に相談します。
- 2〜3社に現地で見積もりを頼む同じ条件で、内訳のある見積書を出してもらいます。
- 許可と追加料金の条件を確認する許可の有無、追加料金が出る条件、キャンセル料を見ます。
- 作業日を決める立ち会いの要否と、貴重品の扱いを決めます。
- 作業後に、現場を確認する見積もりの内容どおりか、残してほしい物が残っているかを見ます。
よくある失敗と、避け方
トラブルになったときは、消費者ホットライン「188」(最寄りの消費生活センターにつながる)に相談できます。
業者を紹介してもらえるサービス
遺品整理の業者を紹介してもらえるサービスです。実家の片付けを業者に頼みたいときに、見積もりを依頼できます。
見積もりの前に、料金や条件を公式サイトで確認できます
見積もりを依頼する›外部サイトへ移動します(広告)
掲載している内容は記事を書いた時点のものです。料金やキャンペーンは変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで最新の情報をご確認ください。
よくある質問
遺品整理は、自分でやるのと業者に頼むのと、どちらがいい?
荷物が少なく、近くに住んでいるなら、自分で進められます。荷物が多い、遠方に住んでいる、時間がとれない場合は、業者の見積もりを取って比べてください。
形見分けは、いつやる?
業者に頼む前に、きょうだいで決めておくのが基本です。作業が始まってからでは、取り戻せないことがあります。相続放棄を考えている場合は、形見分けの前に専門家に確認してください。
片付けた家は、そのまま売れる?
片付けてから売る方法と、荷物ごと買い取ってもらう方法があります。手元に残る金額で比べます。違いは、荷物の多い家を売る記事にまとめています。
供養は頼める?
供養を行う業者もあります。内容と料金が見積もりに含まれているかを、確認してください。
まとめ
- 頼む前に、相続放棄の判断と貴重品探しを済ませる
- 料金は、間取り・荷物の量・搬出の条件・処分する物で決まる
- 見積もりは、現地で・内訳つきで・2〜3社から取る
- 回収には許可が必要。「遺品整理士」の資格は許可の代わりにならない
アイキャッチ写真: Brett Jordan / Unsplash



