実家じまいの進め方。話し合い・名義・片付け・売るか残すかの順番

PRこの記事には広告(A8.net)を含みます。掲載条件は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトでご確認ください。
実家は、思い出がある分、決めるのに時間がかかるものです。親が施設に入った、亡くなった、遠方に住んでいて管理が負担になった。そんなときに、何から手をつけるかで迷う人は多いです。
この記事は、国土交通省や法務省などの公開されている情報をもとに、実家の扱いを決める順番を整理したものです。実際に実家じまいをした記録ではありません。税金や手続きは状況で変わるので、市区町村、税理士、司法書士、不動産会社に確認してください。
- 親が元気で、住み替えを考えている→家族で希望を聞く。名義と、家の状態を確認する
- 親が施設に入り、判断が難しくなってきた→売却などの手続きの前に、成年後見などを専門家に相談する
- 親が亡くなり、相続した→相続登記と、期限のある手続きを確認する
- 遠方で管理が難しい→管理の方法を決め、売る・貸すを比べる
この記事でわかること
- 家族で先に話しておくこと
- 名義と権利の確認の仕方
- 片付けを進める順番
- 売る・貸す・残すの比べ方
家族で先に話すこと
実家じまいは、家族の合意がないと進みません。話す内容は、次の3つに分けます。
| 話すこと | 具体的に |
|---|---|
| 気持ち | 残したい物、思い入れのある場所。親の希望も聞く |
| お金 | 維持の費用(固定資産税、修繕、光熱費)、誰が負担するか |
| 将来 | 誰かが住む予定があるか、売るか、貸すか、更地にするか |
親が元気なうちに話せれば、親の希望を聞けるのが利点です。ただし、無理に結論を出す必要はありません。話し合う場を作るところから始めます。
名義と権利を確認する
話を進める前に、家の名義は誰かを確認します。
- 登記簿(登記事項証明書)で確認する。 法務局で取得できる
- 固定資産税の納税通知書を見る。 誰に届いているか、土地と建物が別の名義でないか
- ローンや抵当権が残っていないか。 登記簿に記載がある
- 親の判断能力が下がると、売却などが難しくなる。 名義人が判断できない状態では、契約を進められません。家族信託や任意後見は、親の判断能力があるうちに準備する仕組みです。判断能力が下がったあとは成年後見(法定後見)を使うことになり、住んでいた家の売却には家庭裁判所の許可が必要です。専門家(司法書士・弁護士)に早めに相談してください
親が亡くなって相続した場合は、相続登記が必要です。期限と内容は、相続登記の義務化の記事にまとめています。
片付けを進める順番
片付けは、実家じまいで時間と手間がいちばんかかるところです。
- 貴重品と書類を先に探す。 権利証(登記識別情報)、通帳、保険の書類、印鑑、写真
- 形見になる物を分ける。 きょうだいで、残す物を決める
- 捨てる物・売る物・残す物に仕分ける。 家電、家具、衣類、本
- 自分でやるか、業者に頼むか決める。 荷物が多い、遠方の場合は業者の見積もりを取る
業者の選び方と、見積もりの見方は、遺品整理の業者の記事にまとめています。親が存命でも、生前整理として同じ手順で進められます。
売る・貸す・残すを比べる
| 選択肢 | 向く場合 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 売る | 誰も住まない、維持の負担を終わらせたい | 売却のための費用と税金。手続きの期限 |
| 貸す | 立地がよく、借り手が見込める | 修繕の費用、管理の手間、空室のリスク |
| 残す | 将来、誰かが住む予定がある | 固定資産税と管理の費用が続く。傷みが進む |
| 壊して更地にする | 古く、建物の価値が低い | 解体費用。固定資産税の優遇が外れることがある |
売る場合の流れと費用は、家を売る流れの記事に、解体の考え方は空き家の解体の記事にまとめています。
空き家のままにするリスク
- 固定資産税などの負担が続く。 管理されていない空き家は、自治体から指導を受けることがある
- 建物が傷む。 雨漏り、庭木の繁茂、害虫など
- 防犯・防災の問題。 近所に迷惑をかけるおそれがある
- 売りにくくなる。 傷みが進むほど、価値が下がりやすい
離れて住んでいる場合は、管理を代行するサービスを使う方法もあります。費用と頻度を比べてください。
- 家族で気持ちとお金の話をする実家をどうしたいかを共有します。
- 名義と権利を確認する登記簿、納税通知書、ローンの有無を調べます。
- 貴重品を探して、片付けを始める自分でやるか、業者に頼むかを決めます。
- 売る・貸す・残すを比べる費用、税金、手間を並べます。
- 査定や見積もりを取る2〜3社に頼み、条件を比べて決めます。
よくある失敗と、避け方
相談先と、見積もりを取れるサービス
片付けの業者と、売り方に迷う家の買取査定は、複数で比べるのが基本です。
遺品整理の業者を紹介してもらえるサービスです。実家の片付けを業者に頼みたいときに、見積もりを依頼できます。
見積もりの前に、料金や条件を公式サイトで確認できます
見積もりを依頼する›外部サイトへ移動します(広告)
訳あり不動産の専門買取サービスです。査定額を比べる候補の一つにしてください。
査定の前に、料金や条件を公式サイトで確認できます
査定を依頼する›外部サイトへ移動します(広告)
掲載している内容は記事を書いた時点のものです。料金やキャンペーンは変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで最新の情報をご確認ください。
よくある質問
実家じまいは、いつ始めるのがいい?
親が元気なうちに、気持ちと状況を話しておくのが理想です。片付けや手続きに時間がかかるので、問題が出てからより、早めに話し合うほうが進めやすいです。
きょうだいの意見が合わないときは?
費用の負担、将来の使い道、思い入れの3つを分けて話します。それでも決まらない場合は、司法書士や弁護士などの専門家に入ってもらう方法があります。
親が施設に入っている間も、売れる?
売却は名義人本人の意思が必要です。本人が判断できない状態だと、成年後見制度などの手続きが必要になり、住んでいた家の売却には家庭裁判所の許可が要ります。早めに専門家に相談してください。
家の中の物は、どこまで片付けてから売る?
片付けてから売る方法と、荷物ごと買い取ってもらう方法があります。違いは、荷物の多い家を売る記事にまとめています。
まとめ
- 実家じまいは、家族の合意から始める。気持ち・お金・将来を分けて話す
- 名義と権利を先に確認する。親の判断能力が下がる前に、専門家へ相談する
- 片付けは、貴重品→形見→仕分けの順に進める
- 売る・貸す・残すを、費用と手間で比べて決める
アイキャッチ写真: Roger Starnes Sr / Unsplash



