家の売り出し価格の決め方。査定額との違い・相場の調べ方・値下げの考え方

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家を売るとき、不動産会社から「査定額」を教えてもらいます。ですが、査定額が、そのまま売れる価格になるとは限りません。実際に売り出す価格(売り出し価格)は、売り主が決めます。ここで迷う人は多いです。
この記事は、国土交通省や不動産業界の公開されている情報をもとに、価格の考え方を整理したものです。実際に売却した記録ではありません。金額は仮の数字の例です。個別の判断は、不動産会社に確認してください。
- 1相場を調べる近い条件の、実際の取引価格を見ます。
- 2複数社に査定を頼む金額と、その根拠を聞きます。
- 3売り出し価格を決める売りたい時期と、手元に残したい金額から考えます。
- 4反響を見て、見直す問い合わせ・内見の数で、値下げを検討します。
この記事でわかること
- 査定額と売り出し価格の違い
- 相場の調べ方
- 媒介契約の種類
- 値下げのタイミングと、高すぎる査定への注意
査定額と売り出し価格
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 査定額 | 不動産会社が、「このくらいで売れそう」と見積もった価格。根拠は会社で違う |
| 売り出し価格 | 売り主が決める、売りに出すときの価格。査定額より高くも低くもできる |
| 成約価格 | 実際に売れた価格。売り出し価格から、交渉で下がることがある |
売り出し価格を高くしすぎると、問い合わせが減り、売れ残るおそれがあります。低くしすぎると、早く売れても、手元に残る金額が減ります。
相場の調べ方
- 国土交通省の「不動産情報ライブラリ」。 アンケートやレインズをもとにした取引価格・成約価格を、地域・時期・種類で調べられる(すべての取引ではなく、個別の物件は特定できない形で載っている)
- 近隣の売り出し物件。 同じ条件の物件が、いくらで売りに出ているか。ただし、売り出し価格であり、成約価格とは違う
- 不動産会社に、近隣の成約事例を聞く
相場と比べるときは、立地・広さ・築年数・状態が近いものを選びます。
複数の会社に査定を頼む
- 2〜3社に、査定を頼む。 1社だけでは、高いか低いかが分からない
- 金額だけでなく、根拠を聞く。 近隣の成約事例、状態の評価、売れるまでの期間の見通し
- 仲介と買取の両方で、査定を取る。 違いは、買取と仲介の記事にまとめています
飛び抜けて高い査定額には注意します。媒介契約を取るために、高い金額を示す会社もあります。根拠が説明できるかを確認します。
媒介契約の種類
仲介を頼むときは、不動産会社と媒介契約を結びます。
| 種類 | 他社にも頼めるか | 報告の頻度 | 契約の有効期間 |
|---|---|---|---|
| 一般媒介 | 頼める(複数社と契約できる) | 決まりはない | 法律上の上限はない(国交省の標準媒介契約約款では3か月以内) |
| 専任媒介 | 頼めない(1社のみ) | 2週間に1回以上 | 3か月以内 |
| 専属専任媒介 | 頼めない(1社のみ。自分で見つけた買い手とも、その会社を通す) | 1週間に1回以上 | 3か月以内 |
専任・専属専任の場合、不動産会社は、売り出す物件をレインズ(不動産会社が使う情報のシステム)に登録する義務があります(専任媒介は契約から7日以内、専属専任媒介は5日以内。休業日を除く)。一般媒介の登録は任意です。売れるまでの活動の報告も受けられます。
値下げのタイミング
売り出して、一定の期間が過ぎても反応が少ない場合は、価格を見直すことを考えます。
- 問い合わせの数と、内見の数を見る。 問い合わせが少なければ、価格か、物件の見せ方に課題がある
- 内見はあるのに、申し込みがない場合。 価格のほか、物件の状態や、片付け・清掃の影響もある
- 値下げの幅と時期は、不動産会社と相談する。 契約の有効期間(3か月など)の区切りで見直すことが多い
- 値下げを前提に、少し高く出すのは、慎重に。 最初から割高だと、反応が少なく、売れ残りの印象が出ることがある
手元に残る金額で考える
売り出し価格を決めるときは、手元に残る金額を意識します。
税金の考え方は、相続した家を売ったときの税金の記事に、売却の流れと費用は家を売る流れの記事にまとめています。
- 相場を調べる不動産情報ライブラリなどで、近い取引を見ます。
- 2〜3社に査定を頼む金額と根拠を比べます。
- 売りたい時期と、手元に残したい金額を決める急ぐか、時間をかけられるか。
- 媒介契約を結び、売り出し価格を決める契約の種類と期間を確認します。
- 反応を見て、見直す問い合わせの数で、値下げを相談します。
よくある失敗と、避け方
買取の査定を比べられるサービス
売り方に迷う家や、早く現金化したいときは、買取の査定を比べる方法があります。
訳あり不動産の専門買取サービスです。査定額を比べる候補の一つにしてください。
査定の前に、料金や条件を公式サイトで確認できます
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掲載している内容は記事を書いた時点のものです。料金やキャンペーンは変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで最新の情報をご確認ください。
よくある質問
査定は、何社に頼むのがいい?
2〜3社が目安です。多すぎると、連絡の対応が大変になります。金額だけでなく、根拠と対応を比べてください。
売り出し価格は、後から変えられる?
変えられます。値下げの相談は、不動産会社にします。契約の更新や期間の区切りで見直すことも多いです。
査定は、無料?
多くの会社が、机上の簡易査定や訪問査定を無料で行っています。条件は会社で違うので、依頼のときに確認してください。
売れる価格を、確実に知る方法はある?
売れる価格は、買い手が決まるまで分かりません。相場と、複数の査定を参考にして、売り出し価格を決めます。
まとめ
- 査定額は予想で、売り出し価格は売り主が決める
- 実際の取引価格で相場を調べ、複数社の査定とその根拠を比べる
- 媒介契約の種類と期間を確認する。高すぎる査定には注意する
- 反応を見て値下げを相談し、手元に残る金額で判断する
アイキャッチ写真: todd kent / Unsplash



