外壁塗装の塗料の種類と選び方。耐用年数・費用・工程の見方

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外壁塗装の見積もりを取ると、「シリコン塗料」「フッ素塗料」といった言葉が出てきます。違いが分からないまま決めると、必要以上に高い塗料を選んだり、すぐ塗り直しが必要になったりすることがあります。
この記事は、国民生活センターや塗料メーカーの公開されている情報をもとに、塗料の選び方の考え方を整理したものです。実際に工事した記録ではありません。耐用年数や費用は目安で、建物の状態や環境で変わります。見積もりと、メーカーの資料で確認してください。
次の塗り替えまでの年数と、費用の総額で比べる。
この記事でわかること
- 塗料の種類ごとの特徴
- 塗装の工程と、見積もりで見るところ
- 長く住む場合・手放す場合の選び方
- 訪問営業の注意点
塗料の種類と特徴
| 種類 | 特徴 | 耐用年数の目安 |
|---|---|---|
| アクリル | 価格が安い。持ちは短い。今は外壁にはあまり使われない | 5〜8年ほど |
| ウレタン | 密着性がよく、細かい部分に使いやすい | 8〜10年ほど |
| シリコン | 価格と持ちのバランスがよく、広く使われている | 10〜15年ほど |
| フッ素 | 持ちが長い。価格は高め | 15〜20年ほど |
| 無機 | 持ちが長く、汚れにくい。価格は高め | 15〜20年以上とされることもある |
耐用年数は、塗料の種類だけでなく、下地の状態、塗る回数、日当たり、地域の気候で変わります。数字は、あくまで目安です。製品ごとに、メーカーが示す数字を確認します。
塗装の工程
一般的な外壁塗装は、次の順番で進みます。
- 足場を組む。 安全と作業のために設置する
- 高圧洗浄をする。 汚れやコケを落とす
- 下地を補修する。 ひび割れ、シーリング(外壁のつなぎ目)の補修
- 下塗り・中塗り・上塗りをする。 下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが一般的。メーカーの仕様書の工程と、乾燥の時間が守られているかを確認する
- 点検と、足場の撤去
塗る回数や、下地の補修が省かれると、塗料のよさが生かされません。見積もりの工程を確認します。
見積もりで確認すること
- 塗料の製品名と、メーカー名。 「シリコン塗料」だけでなく、具体的な製品名まで書かれているか
- 塗る面積と、単価。 外壁、屋根、付帯部(雨どいなど)が分かれているか
- 塗装の回数。 仕様書どおりの回数か(一般的には3回塗り)
- 足場、洗浄、下地補修、シーリング工事が含まれるか。 別料金になっていないか
- 保証の内容と期間。 書面で確認する
- 追加費用が出る条件
「一式」だけの見積もりは比べにくいので、内訳を出してもらいます。比べ方は、リフォーム見積もりを比べる記事にまとめています。
選び方の考え方
- 長く住み続ける予定があるなら、持ちの長い塗料も選択肢。塗り替えの回数が減り、足場の費用も減らせる
- 数年以内に売る・建て替える予定があるなら、費用を抑えた塗料で足りることもある
- 外壁の材質(サイディング、モルタルなど)と、塗料の相性を確認する
- シーリングの寿命も見る。塗料が長持ちしても、つなぎ目が傷むと、雨水が入る
塗り替えの時期の考え方は、外壁リフォームの時期の記事にまとめています。
訪問営業の注意
- 「近所で工事をしている」「今だけ安い」と、その場で契約を迫る場合は、断って持ち帰る
- 「火災保険で無料になる」と持ちかける勧誘には注意する。保険金の請求を代行すると言って、高額な手数料や解約料を請求する例が、国民生活センターなどで注意喚起されている。火災保険は、台風などの災害による損害が対象で、古くなっただけの傷みは対象外です。うその申請に加担すると、契約者も責任を問われるおそれがあります
- 契約書を確認する。 訪問販売なら、契約書面を受け取った日から8日以内は、原則としてクーリング・オフ(書面または電子メールなどでの契約解除)ができる(条件あり)
トラブルの例は、リフォーム契約のトラブルの記事にまとめています。迷ったら、消費者ホットライン「188」に相談できます。
- 外壁と屋根の状態を確認するひび割れ、チョーキング、シーリングの傷みを見ます。
- 住み続ける年数を考える塗料の持ちと費用の考え方を決めます。
- 2〜3社に現地で見積もりを頼む製品名、面積、工程の入った見積書をもらいます。
- 内訳と工程を比べる塗る回数、下地補修、保証を見ます。
- 契約書を確認して決める契約を急がされたら、持ち帰ります。
よくある失敗と、避け方
見積もりを比べられるサービス
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よくある質問
塗り替えは、何年ごとにする?
塗料の種類や環境で変わります。築10年前後を、点検の目安にする考え方があります。ひび割れや、触ると白い粉がつく(チョーキング)などの状態を見て判断します。
屋根も一緒に塗ったほうがいい?
足場を共有できるため、まとめると費用を抑えられることがあります。屋根の状態と、劣化の程度を確認して決めてください。
夏や冬は、塗装に向かない?
雨や極端な低温・高温は、塗料の乾燥に影響します。工事の時期は、業者と相談してください。
補助金は使える?
自治体の制度で、塗装が対象になることがあります。内容は自治体や年度で違うので、リフォームの補助金の記事も参考に、窓口で確認してください。
まとめ
- 塗料は、アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素・無機で、持ちと価格が違う
- 住み続ける年数と、次の塗り替えまでの費用の総額で選ぶ
- 見積もりは、製品名・面積・工程(3回塗り)・下地補修・保証を確認する
- 訪問営業は、その場で契約せず、持ち帰って比べる
アイキャッチ写真: Andrew Itaga / Unsplash



