不動産・引越更新 2026.10.29読了 約8分

屋根リフォームの選び方。塗装・カバー工法・葺き替えの違いと費用の考え方

濃い灰色の屋根瓦の模様

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1リフォーム比較プロ株式会社サフタくわしく ↓
2リショップナビ株式会社じげんくわしく ↓

屋根は、自分では状態が見えにくい場所です。雨漏りが起きてから気づくことが多く、そのときには下地まで傷んでいることもあります。早めに点検して、状態に合った工事を選ぶことが大切です。

この記事は、国民生活センターなどの公開されている情報や、一般的な工事の考え方をもとに、選び方を整理したものです。実際に工事した記録ではありません。金額は仮の数字です。費用は工事の内容で大きく変わるので、現地で見積もりを取ってください。

おうちくん
屋根が古くなってきたので、直したいと思っています。何をすればいいですか?
ふどう先生
工事は3種類あります。屋根の傷み具合で、向くものが変わります。
おうちくん
どう選べばいいですか?
ふどう先生
傷みの程度、屋根の材料、今後住む年数の3つで考えます。順番に説明しますね。
▼ 図解:屋根の状態別:向く工事
  • 色あせ・コケが出ている程度(下地は健全)→塗装
  • 割れ・ずれ・サビが目立つが、下地は大丈夫→カバー工法(スレート・金属の屋根の場合。今の屋根の上に、新しい屋根材を重ねる)
  • 雨漏りがあり、下地まで広く傷んでいる→葺き替え(今の屋根材を撤去して、新しくする。原因によっては部分補修で直ることもある)
  • 判断がつかない→専門の会社に、屋根の点検を頼む

この記事でわかること

  • 3つの工事の違い
  • 点検の目安
  • 費用が決まる要素
  • アスベストと、見積もりで確認すること

3つの工事の違い

工事内容向く状態注意
塗装今の屋根に、塗料を塗る色あせ、コケ。下地は健全屋根材の傷みが進んでいると、塗装だけでは直せない
カバー工法今の屋根の上に、新しい屋根材を重ねる屋根材は傷んでいるが、下地は健全屋根が重くなる。下地が傷んでいると、使えない
葺き替え今の屋根材を撤去して、下地から新しくする雨漏り、下地の傷み撤去と処分の費用がかかる。工期が長め

屋根の種類(スレート、瓦、金属など)によっても、向く工事は変わります。カバー工法は主にスレートや金属の屋根向けで、瓦屋根には向きません。瓦の割れやずれは、差し替えや葺き直しで対応します。スレートの一部の製品は、塗装に向かないこともあります。屋根の種類と、傷みの場所を確認してもらいます。

点検の目安

次のような状態があれば、専門の会社に点検を頼む目安です。

  • 色あせや、コケ・カビ
  • 屋根材の割れ、ずれ、浮き
  • 金属部分のサビ
  • 雨どいの詰まり、変形
  • 天井や壁の、雨じみ(雨漏りのサイン)

築年数だけで決めず、状態で判断します。外壁とあわせて点検すると、足場を共有でき、費用を抑えられることがあります。塗り替えの時期は、外壁・屋根の塗装の時期の記事にまとめています。

費用が決まる要素

  • 屋根の面積と形。 広いほど、複雑なほど、費用が増える
  • 屋根材の種類。 新しい屋根材の価格と、今の屋根材の撤去の有無
  • 下地の状態。 傷みがあると、補修や交換の費用が増える
  • 足場。 高い場所での作業に必要。工事全体の費用の一部になる
  • 屋根の勾配(傾き)。 急だと、作業の費用が増える
  • 雨どいなどの付帯工事
▼ 図解:屋根工事の費用感の違い(仮の数字・同じ家で比べた例)
塗装
60万円下地が健全な場合
カバー工法
120万円屋根材を重ねる
葺き替え
180万円撤去と処分を含む

数字はあくまで例です。実際は、屋根の大きさ、材料、下地の状態で大きく変わります。安い工事を選んで、傷みが残ると、あとで工事をやり直す必要が出ることがあります。

アスベストの注意

2006年9月以前に建てられた家の屋根材(スレートなど)には、アスベスト(石綿)が含まれているものがあります。

  • 葺き替えだけでなく、カバー工法や、高圧洗浄・ケレンを伴う塗装など、今の屋根材を削ったり傷めたりする工事でも、資格を持つ人による事前調査が義務になっています(個人の住宅も対象。2023年10月から、有資格者による調査が必要)
  • 調査の結果で、撤去の方法や費用が変わる
  • 工事の前に、調査の有無と、費用に含まれるかを確認する

カバー工法は、今の屋根材を残すため、将来の解体のときに処理の費用がかかります。詳しくは、業者に確認してください。

見積もりで確認すること

  • 工事の種類と、その理由。 屋根の状態を、写真で見せて説明してくれるか
  • 使う屋根材や塗料の製品名
  • 下地の補修や、防水シートの交換が含まれるか
  • 足場、撤去、処分の費用
  • 保証の内容と期間
  • 追加費用が出る条件

屋根の上は見えないので、写真や、点検の報告書を見せてもらいます。見積もりの比べ方は、リフォーム見積もりを比べる記事にまとめています。

訪問営業の注意

  • 「屋根が壊れている」「今すぐ直さないと危ない」と、突然訪ねてきて不安をあおる勧誘には注意する。その場で契約せず、別の会社でも点検してもらう
  • 「火災保険で無料で直せる」と持ちかける勧誘にも注意する。保険は、台風などの災害による損害が対象で、古くなっただけの傷みは対象外
  • 保険金が出なくても、工事の契約は残り、解約料を求められることがある。訪問販売の契約は、書面を受け取った日から8日以内なら、クーリング・オフができる場合がある(条件あり)

業者の選び方は、リフォーム会社の選び方の記事に、トラブルの例はリフォーム契約のトラブルの記事にまとめています。

▼ 図解:屋根リフォームを進める手順
  1. 屋根の状態を点検してもらう
    写真つきの報告をもらいます。
  2. 工事の種類を決める
    塗装、カバー工法、葺き替えを、傷みと住む年数で比べます。
  3. 2〜3社に現地で見積もりを頼む
    同じ条件で、内訳のある見積書をもらいます。
  4. アスベストの調査と、追加費用の条件を確認する
    古い屋根は、特に確認します。
  5. 契約書と保証を確認して決める
    契約を急がされたら、持ち帰ります。

よくある失敗と、避け方

失敗1:状態を見ずに、塗装で済ませる
屋根材が傷んでいると、塗っても雨漏りは止まりません。
失敗2:安い工事だけで選ぶ
下地の傷みが残ると、あとでやり直すことになります。
失敗3:突然の訪問で、その場で契約する
屋根の状態は、別の会社でも確認します。
失敗4:アスベストの調査を確認しない
撤去の工事で、追加の費用や工期が出ることがあります。

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よくある質問

屋根の点検は、自分でできる?

屋根に上るのは危険です。地上から、双眼鏡やカメラで見える範囲を確認する程度にとどめ、専門の会社に点検を頼んでください。

雨漏りは、塗装で直る?

雨漏りの原因が屋根材や下地にある場合は、塗装だけでは直らないことがあります。原因を調べてから、工事を選びます。

屋根と外壁は、同時にしたほうがいい?

足場を共有できるので、まとめると費用を抑えられることがあります。それぞれの傷みの程度も見て、決めてください。

台風のあと、屋根が壊れたかもしれない。

安全を確保して、専門の会社に点検を頼みます。保険の対象になるか不明なときは、加入している保険会社に、自分で確認してください。

まとめ

  • 屋根の工事は、塗装・カバー工法・葺き替えの3種類。傷みの程度で選ぶ
  • 古い屋根は、アスベストの調査を確認する
  • 見積もりは、写真つきの説明と、内訳を見て、2〜3社で比べる
  • 訪問営業は、その場で契約せず、別の会社でも点検してもらう
おうちくん
屋根の状態を見てもらうのが、最初なんですね。
ふどう先生
はい。状態に合った工事を選ぶのが、いちばんの節約になります。

アイキャッチ写真: Michael Jasmund / Unsplash

この記事の先生
ふどう先生

家の売却・リフォーム・引越しの手順にくわしい、ヘルメット姿のカピバラ。

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