古い家を壊さずに売る「古家付き土地」。解体との比べ方と注意点

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古い家を売るとき、先に解体して更地にするか、そのまま売るかで迷います。そのまま売る形は「古家付き土地」と呼ばれ、解体費用を先に出さずに済むのが利点です。ただし、契約のときに気をつける点があります。
この記事は、公開されている情報をもとに、考え方を整理したものです。実際に売却した記録ではありません。税金や制度は、時期や自治体で変わります。不動産会社、税理士、自治体に確認してください。数字は仮の例です。
この記事でわかること
- 古家付き土地と更地の違い
- 税金と費用の見方
- 契約で気をつける点
- 売れにくいときの考え方
古家付き土地と更地の違い
| 項目 | 古家付き土地 | 更地 |
|---|---|---|
| 解体費用 | 売主は出さない(買主が負担する形が多い) | 売主が先に出す |
| 固定資産税 | 住宅の特例が残っている間は、土地の税が軽い | 特例が外れ、税が上がることがある |
| 買い手の見方 | 解体費用を、価格から引いて考える | そのまま、建築の計画を立てやすい |
| 売れるまでの管理 | 建物の管理が必要 | 草刈りなど、土地の管理が中心 |
| 契約上の責任 | 建物の不具合の扱いを決める必要がある | 建物の責任はなくなるが、地中の埋設物など、土地の不具合の責任は残る |
固定資産税の特例は、毎年1月1日の状況で判断されます。ただし、空き家の管理が不十分として自治体から勧告を受けると、家が残っていても特例は外れます。更地にする時期によっては、翌年の税金が上がることがあるので、先に自治体で確認してください。
費用のイメージ
数字はあくまで仮の例です。どちらが得かは、解体費用の見積もりと、買い手が付く価格の両方を見ないと決められません。
- 相続した実家なら、特別控除。 「相続空き家の3,000万円特別控除」を使える場合があります。古家付きのまま売り、買主が解体する形でも対象になることがあります。条件が細かいので、税理士か税務署で確認してください
契約で気をつける点
- 建物の不具合の扱い。 古い家は、雨漏りやシロアリなどがある可能性がある。売主が責任を負う範囲を契約で決める。「建物は現状のまま、責任を負わない」と決める契約もあるが、買い手との合意が必要。ただし、売主が知っていて伝えなかった不具合は、特約があっても責任を免れない。雨漏りやシロアリなど、分かっていることは告知書に正直に書く
- 境界と測量。 土地の境界があいまいだと、売れにくくなる。必要なら、測量を検討する
- 残置物。 家の中の荷物は、売る前に片付けるか、どちらが片付けるかを決める
- 再建築できるか。 道路との接し方によっては、建て替えができない土地がある。買い手の選択肢に関わる
売れにくいときの考え方
古家付き土地が、なかなか売れない場合は、理由が決まっていることがあります。
- 建物が傷みすぎている、または接道の条件で建て替えができない
- 境界、共有名義、借地など、権利に事情がある
- 周辺の需要が少ない
こうした訳ありの物件は、一般の仲介では売りにくいことがあります。その場合は、訳あり物件の買取を扱う会社に査定を頼み、仲介と買取の両方の金額を比べる方法があります。
- 家の状態と、権利を確認する登記、境界、接道、共有者の有無を調べます。
- 解体費用の見積もりを取る更地と比べる材料にします。
- 不動産会社に査定を頼む古家付きと更地の、両方の想定を聞きます。
- 契約の条件を決める建物の責任、残置物、引き渡しの時期を決めます。
- 売り出して、買主と合意する売れにくければ、買取の査定も比べます。
よくある失敗と、避け方
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古家が傷んでいる、再建築が難しい、権利に事情がある、といった物件は、仲介と買取の金額を比べてから決めると安心です。上の案件は、その比較の候補になります。
よくある質問
古家付き土地は、解体するより得?
一概には言えません。解体費用と、売れる価格の両方を見て決めます。
古い家の価値は、ゼロになる?
築年数が古い木造は、建物の価値が小さく評価されることが多いです。ただし、状態や立地で変わります。
売却のあとに、建物の不具合が見つかったら?
契約で決めた責任の範囲で扱います。何をどこまで負うかを、契約前に確認してください。
荷物が残っていても、売れる?
売れる場合もありますが、片付けの負担をどちらが持つかを、条件に入れる必要があります。
まとめ
- 古家付き土地は、解体費用を先に出さずに売れる
- 固定資産税の特例と、契約の責任を先に確認する
- 売れにくい物件は、買取の査定も比べる
- 解体は、査定を聞いてから決める
アイキャッチ写真: Luke Paris / Unsplash



